【専門家が解説】名古屋のタワーマンション メリット・デメリット

こんにちは!
中山不動産株式会社です。
今回は、

タワーマンションに実際に住んでいる人に住み心地を聞いてみました。

タワーマンションでの生活、憧れますよね。
一度でいいから、超高層建物と言われるタワーマンションに住んでみたいものです。
近年では名古屋でも、再開発が進み、タワーマンションを散見するようになりました。
以前よりもタワーマンションに住むことは、敷居が低くなったと言えるでしょう。
しかし、そんなタワーマンションでの生活は、本当に快適なのでしょうか?今回は、メリット・デメリットをまとめました!

実際に住んでいる人に聞いたタワーマンションのメリット

まず初めに、タワーマンションがどのような建物なのかについてお伝えしますね。
タワーマンションとは、一般的に「20階程度」のフロア数を有し、建物の高さが「60m以上」の建築物を指しています。
一般的にとした理由は、明確な基準が定められていないからです。
そのため、建築基準法で「超高層建築物」と見なされる建物=タワーマンションという概念が浸透しています。

タワーマンションの価格は、高層階の方が高い傾向にあります。
理由はシンプルで、高層階の方が人気があるからです。
入居者には芸能人や有名人が多いですが、近年では、外国人の需要も高まっているようです。

そんなタワーマンションのメリットには、以下のようなものが挙げられます。

ロケーション(眺望)に優れている

なんといっても、タワーマンションに住む一番のメリットは、素晴らしいロケーションを体感できることです。
下界の騒々しさから離れた、極上のリラックスタイムを過ごすことができますよ。
晴れた日は空と一体となるような景観や、遠くの山の連なりを見て自然を感じたり、また夜には一変した夜景を見渡すこともできます。
周りに同程度の高さの建物がないため、中にはカーテンを開けたまま一日を過ごす、なんていう入居者もいるようです。

不快な虫対策ができる

タワーマンションでは、5階・10階と階数が上がるほど、害虫対策が減るというメリットもあります。
夏場に虫対策をする必要がなく、窓を開け放したまま過ごせる生活環境は、羨ましい限りと言えるのではないでしょうか。
一部の階においては、鳥が迷い込んでくることもありますが、高層階であれば心配いりません。

セキュリティ対策が万全

タワーマンションには芸能人や有名人も住んでいることが多く、セキュリティに特化したシステムが採用されています。
マンション入口やエレベーターを使うにも、専用キーが必要だったり、防犯カメラも完備されているため、防犯性が高いというメリットがあります。
コンシェルジュが常駐しているマンションであれば、その防犯性はさらに高まり、不審者の侵入を高確率で防ぐことができます。

共用施設、サービスが充実

タワーマンションの優れたサービスには他にも、24時間ゴミを捨てられることが挙げられます。
一般的なマンション・アパートであれば、今日は○○ゴミの日、といった決まりがありますが、タワーマンションはその点を考慮する必要がありません。
マンションによっては、各フロアごとにゴミ捨て場が設けられているところもあります。

資産価値が見込める

タワーマンションは、名古屋市内でいうと名駅や栄といった、駅前の立地に建設されることが多いです。
中には、駅直結型のマンションもあります。
このような利便性の高いエリアに建てられた物件は、中古でも高く売れるという特徴があり、資産価値が下がりにくい傾向にあると言えます。
そのため、一度住んでから手放すことになっても損をしづらいため、一度住んでみる価値はあるでしょう。

実際に住んでいる人に聞いたタワーマンションのデメリット

エレベーターが混む

タワーマンションに住んでいるといっても、入居者の通勤時間や活動時間は似ています。
そのため、朝のラッシュ時や帰宅時にはなかなかエレベーターが来ないため、ストレスを感じることもあるようです。

また、タワーマンションのエレベーターは、非常に安全性に考慮した設計となっています。
そのため、強い揺れを感知すると自動的に止まってしまうことが想定できます。もし地震などの災害発生時には、エレベーターに閉じ込められたり、エレベーターが使えなくなったりといった事態になってしまうことも。
その際は非常階段を使うことになりますが、高層階であるほど時間を要するため、危険度も増すと言えるでしょう。

維持費が高くなる

タワーマンションに限らず一般的なマンションの維持費は、「管理費」と「修繕積立金」で構成されます。
お伝えしたとおり、タワーマンションには優れたサービスや共用施設が設置されています。
また、エレベーターや立体駐車場のメンテナンス費用も発生します。
これらの経費が、管理費に上乗せされてしまいます。

また修繕積立金に関しては、タワーマンションには築年数の浅い物件が多いため、どのような修繕工事が必要になるのか想定しづらいといった特徴があり、見通しがたてずらい傾向があります。

家事(洗濯物)が不便

タワーマンションは、高層階になるほど風が強くなります。
そのため、ベランダに物を置くのは危険と見なされ、洗濯物を干すことを禁止している物件もあるようです。
また中には、ベランダ自体がないというタワーマンションもあります。

ご近所トラブル

プライバシーが完備されているタワーマンションにも、特有のご近所トラブルは存在します。
例えば、隣室からの「音漏れ」です。
これには、タワーマンションの構造が関係しています。
縦に長い構造のタワーマンションでは、隣室との仕切り壁に鉄筋コンクリートではなく、頑丈なパーテーションを使用する場合が多々あります。
なぜかと言いますと、より軽量な素材だからです。
すると、遮音性が劣ってしまうという結果になり、隣室のドライヤーの音や、トイレを流す音が気になるという事態が発生してしまいます。

子育てしづらい

お子様が誤って落下しないように、ベランダに近づけないように配慮する…同年代の子供がいないため、できるだけ近所の公園で友達ができるよう行動を起こす…子育て世代のお子様をお持ちのご家庭にとって、タワーマンションでの生活は、時に不自由に感じる場合があるようです。

まとめ

いかがでしたか?
タワーマンションは多くの人にとって、一度は住んでみたい憧れの住宅であり、様々なメリットを享受できる物件です。
しかし、中には特有のデメリットも存在しますので、優先順位を明確にしてから、比較検討してみるといいでしょう。
ぜひ皆さんもこの記事を参考に、ご自身にピッタリのタワーマンションを探してみてください!


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