【必見】線路沿いの賃貸物件は騒音がひどい?メリット・デメリットを解説

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

毎年10月14日は、鉄道の日です。
鉄道が好きな人であれば線路沿いの物件は魅力的かもしれません。
しかし、それ以外の人では良いイメージは持ちにくいでしょう。
「線路沿いの物件はやめたほうが良いのかな……」
「マンションなら線路沿いでも騒音に慣れるんだろうか」
このように考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、線路沿いの賃貸物件に住むことのメリットやデメリットだけでなく、すぐにでもできる騒音対策について詳しく解説します。

「線路沿いに良い物件を見つけたけどやっぱりうるさいのかな……」と迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

線路沿いの物件は止めたほうが良い?

線路沿いの物件は「電車の音がうるさそう……」と騒音のイメージがある人が多いのではないでしょうか。

しかし、実際に線路沿いに住んでいる人のなかには、意外と慣れるという声も少なくありません。

線路沿いの物件には、メリットとデメリットがあります。

それらを知ったうえで、実際に内見に行き自分の目で確かめることが大切です。

人によって騒音に対する許容範囲は異なります。

住んでから「騒音で眠れない」なんてことがないように線路沿いに住むことの良い面と悪い面をしっかり把握しましょう。

線路沿い物件のメリット

線路沿いの物件のメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、線路沿いの物件を選ぶことのメリットをいくつか紹介します。

家賃が相場より安い

線路沿いの物件は相場より家賃が安いと言われています。

理由としては、電車による騒音や振動があるためです。

相場に比べ、月々の家賃が1万円ほど安い場合も。

音などが特に気にならないと言う場合や、前にも線路沿いに住んだことがある人には家賃が安くなるためメリットが大きいでしょう。

駅から近くアクセスの利便性が良い

線路沿いの物件は駅から近いことがメリットの一つと言えます。

なぜなら、駅の近くにはお店などが充実している可能性が高くなります。

そのため、徒歩圏内に色々なお店があり遠くまで買い物に行く手間がありません。

また、遠出する際も駅の近くだと移動時間が短縮されます。

部屋から駅が見える立地であれば、混み具合を確認できるところもポイントです。

夜遅くても明るくて防犯対策には良い

いつも遅くまで仕事をしている人には、線路沿いの物件は明るく防犯対策の面でメリットがあります。

線路沿いで比較的駅の近くであれば、お店が遅くまで営業しているため明るく、人通りが比較的多いです。

そのため、住宅街の暗い夜道に比べ安心して歩けます。

女性で帰宅が夜遅くになったとしても、比較的安心して帰宅できるでしょう。

日当たりの良い物件が多い

建物に囲まれている立地に比べ、線路沿いは日当たりの良い物件が多いと言われています。

線路がある分間隔が空き、日の当たる時間が長くなるためです。

ポイントは線路側に窓が設置されていることです。

線路沿いであっても線路側に壁しかない部屋や、向かいに高いビルなどがある場合は日当たりが悪いということもあり得ます。

日当たりにこだわりがある人は、内見の際にしっかり確認することが大切です。

一人暮らしを検討している人はこちらもご覧ください。

線路沿い物件のデメリット

線路沿い物件のデメリットと言えば電車の騒音が思いつくものですが、その他にはどのようなことがあるのでしょうか。

ここでは、線路沿い物件のデメリットを紹介していきます。

「うるさいだけで家賃が安いなら住みたいな」と思っている人はその他のデメリットもしっかり把握することが大切です。

一番の問題は騒音よりも振動

線路沿いの物件というと騒音のイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、実際には騒音よりも振動が気になることが多くあります。

振動は窓を閉めても消えるものではありません。

貨物列車が走る路線では夜中に振動を感じ、睡眠の妨げになる可能性も。

線路からの距離が比較的長い場合や、免震構造の物件であれば、さほど振動を感じない可能性もあるため、内見でしっかり確認しましょう。

また、補足として風水的に線路沿いの物件はあまり良くないとされています。

しかし、窓とレースのカーテンを閉めたり、鏡を外に向けて窓に吊るしたりすることで対策できます。

電車以外の騒音が気になる

線路沿いの物件では電車の騒音よりも、それ以外の音が気になる場合もあります。

学生が騒いでいる声や、泥酔した人の声のほうが気になる時間帯も。

木造アパートの場合や、低層階の部屋で窓を開けているときには人の声が意外とうるさく感じるでしょう。

さらに、踏切の近くや広い道路に面していると車の音が騒音と感じることも少なくありません。

電車から室内を覗かれる

線路沿いの物件は電車から室内を覗かれる可能性があります。

部屋が低層階の場合は電車から室内が見えてしまうことがあるためです。

プライベートな空間であっても人目があると気になってしまいます。

何も考えずに住んでしまった場合、カーテンを開けられなくなってしまったり、防犯上危険にさらされたりと安心して過ごせません。

内見の際に部屋から電車内が見えないか確認することをおすすめします。

洗濯物や窓が汚れやすい

線路沿いだと洗濯物や窓が汚れやすいと言われています。

電車が通るたびに、埃や塵が舞ってしまうためです。

特に低層階で駅に近い場合は、電車がブレーキを踏んだときに鉄粉が舞いやすいため注意が必要です。

また、換気扇からも埃が入り込みやすく、フィルターでの対策が大切です。

せっかく洗濯できれいにしても、埃がついてしまっては再度洗わなければなりません。。

洗濯物を外に干したい人にはデメリットとなります。

線路沿いの物件でも安心の防音性の高い部屋とは

線路沿い物件でも安心の、防音性の高い部屋というのはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、具体的に遮音効果の高い安心な部屋の仕様を解説します。

線路沿い物件でも防音性の高さを求める人は参考にしてください。

建物構造がRC造かSRC造

鉄筋コンクリート造のRC造や、鉄骨鉄筋コンクリート造のSRC造だと防音性が高いと言えます。

なぜなら、木造に比べコンクリートを使用した構造は遮音性が高くなるためです。

木造よりも家賃が高くなりますが、線路沿いの物件でもなるべく音を抑えたい場合にはおすすめです。

特にSRC造が遮音性に優れていると言われています。

予算に余裕にある人は検討してみてください。

窓やサッシが防音用になっている

線路沿いでも窓やサッシが防音用になっている物件を選ぶと良いでしょう。

窓に防音ガラスを使っていたり、サッシが防音用になっていたりすると、窓を閉めてさえいれば、音が気にならない可能性が高くなります。

窓が二重ガラスの場合も防音効果が期待できるでしょう。

しかし、窓を開けてしまえば音は聞こえます。

内見のときにどの程度騒音があるか、しっかり確認しましょう。

線路沿いの賃貸物件でもできる防音対策

線路沿いの物件でも、立地などの条件から住みたいと検討している人もいるでしょう。

ここでは、すぐにでも試したい3つの防音対策について紹介します。

外の騒音に悩んでいる人もぜひ参考にしてみてください。

防音カーテンをつける

防音対策として防音カーテンをつけることをおすすめします。

防音カーテンは特に高音を防ぐと言われており、踏切の音や電車のブレーキ音に効果的です。

隙間があると防音効果が薄れてしまうため、窓をしっかり覆う大きさのものを選びましょう。

風になびいてずれないように、画鋲などで固定するのも良いでしょう。

遮音テープをつける

遮音テープをつけるのも一つの方法です。

たとえば、ドアの隙間やサッシに取り付けるのが効果的です。

空気を通して音が伝わるため、隙間を埋めることにより防音効果が期待できます。

遮音テープをつけることにより、隙間風を防ぐ効果もあるため、部屋の冷気や暖気が逃げにくいというメリットも。

線路側に家具を配置する

線路側の壁に家具を配置するのも防音対策としておすすめです。

配置した家具が振動を緩和してくれるとされています。

ソファや棚などを線路側の壁に置くことで騒音対策として効果が期待できます。

壁から1センチほど離して置くことがポイント。

家にあるものでできるため、すぐに実施しやすい防音対策と言えます。

踏切近くの物件は避ける

線路沿いの物件のなかでも、防音対策をするならば踏切近くは避けましょう。

電車の通る数が多い路線であれば、ひっきりなしに「カンカンカンカン」と鳴り響きます。

また、車の往来が多い地域だと踏切で待つエンジン音が気になることも。

線路沿いでもなるべく防音したい人は、踏切近くの物件を選ばないことが重要です。

線路沿いの戸建てを検討している場合は特に、踏切近くの物件には注意が必要です。

朝、昼、夜と時間帯を変えて、周辺の騒音を確認しましょう。

中古物件の購入を検討している人はこちらを参考にしてください。

まとめ

線路沿い物件は、実際に内見してみて騒音が許容範囲内だった場合や、利便性を重視する人には家賃も安くおすすめです。

しかし、在宅ワークなど自宅にいる時間が長い人には不向きと言えます。

生活サイクルに合わせて自分にピッタリな物件を選びましょう。

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