新築賃貸に住むメリット・デメリット|注意点や築浅との違いを解説

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

賃貸のお部屋探しでは、新築物件を希望される方は少なくありません。
新築の賃貸物件に対して「新しい設備が充実している」「内装や外装がきれい」など、プラスのイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、新築物件にはデメリットもあります。

この記事では、新築物件のメリット・デメリットや注意点について解説します。

よいお部屋探しは、自分に合った賃貸物件を見つけることが大切です。

新築物件にこだわる必要はあるのか、一緒に考えていきましょう。

賃貸で新築物件の定義は?

「新築物件=新しく建てられた物件」という認識の方は多いのではないでしょうか。

じつは新築物件には、もっと細かい定義があります。

似た意味でよく使われる「築浅物件」との違いも解説します。

新築物件とは「建築1年未満」の「未入居」

新築物件の定義は、以下の2点を満たすものです。

  • 建築1年未満
  • 未入居

つまり「物件の完成から1年未満で、誰も住んだことがない状態」が新築物件です。

先月完成したばかりの物件でも、誰かが入居した時点で新築物件ではなくなります。

また未入居の状態でも、物件の完成から1年以上の期間が経過すると、新築物件ではなく未入居物件として扱われます。

新築物件と築浅物件の違いは?

新築物件と築浅物件の違いは「誰かが入居した履歴があるかどうか」です。

築1年未満の物件でも、誰かが入居した時点で新築物件から築浅物件に変わります。

また、築浅物件には明確な定義がなく、不動産会社や賃貸サイトにより解釈が異なります。

一般的には「新築物件以外の、築5年以内の物件」と定義されることがほとんどです。

やめたほうがよい?新築賃貸に住む4つのデメリット

新築の賃貸物件にはデメリットがあります。

「新築だから安心」と油断していると、思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。

デメリットを理解したうえで、新築物件を検討しましょう。

デメリット1:周辺物件と比べて家賃が割高

新築物件の場合、広さが同等の周辺物件に比べると家賃が割高となる傾向にあります。

賃貸物件の家賃を決めるおもな要素は「広さ」「エリア」「築年数」の3つです。

同じ広さ・同じエリアの物件であれば、より新しいほうが家賃は高くなります。

周辺物件の条件と比較して「割高の家賃を支払ってまで新築に住みたいのか」をよく考えましょう。

デメリット2:内見できずに契約することが多い

新築物件は建設中の段階で入居者の募集を始めます。

契約までに工事が完了しなかった場合、内見できずに契約することになります。

新築賃貸の契約の流れは以下のとおり。

  1. 申込み
  2. 審査
  3. 初期費用支払い
  4. 契約
  5. 工事完了
  6. 内見
  7. 入居

なかには工事完了を待ってから内見や契約をおこなうケースもあるため、申し込みする前に確認しておきましょう。

デメリット3:人気物件はすぐに埋まる

条件がよい人気物件は埋まるのが早いため注意しましょう。

物件の完成後に内見して判断したいところですが、未完成の時点で完成イメージを見て判断するしかありません。

人気物件の特徴

  • 駅近
  • 人気エリア
  • 眺望良好
  • 南東向き
  • ペット可
  • デザイナーズ物件

条件と完成イメージだけで自分に合っているかを判断し、早期に決断する必要があります。

デメリット4:礼金が高く設定されている可能性がある

礼金とは、賃貸物件の契約時に支払うものです。

新築物件の場合、礼金が高く設定されている可能性があります。

「礼金を多く払ってでも住みたい!」と思う入居希望者が多いことが理由の一つです。

新築物件は借り手がすぐに見つかるため、礼金が高く設定されるケースが少なくありません。

築年数にこだわる!新築賃貸を選ぶ5つのメリット

新築の賃貸物件はデメリットだけでなく、得られるメリットもあります。

ここでは、新築物件の5つのメリットを解説します。

メリット1:外観や内装がきれい

新築物件は誰も入居した履歴がないことからも、外観や内装がきれいです。

雨風の影響を受けていない外装は、経年劣化やヒビがありません。

内装は、すべての設備が未使用のため、傷や汚れがない状態です。

きれいな物件で新生活を気持ちよく始められるのは、新築物件の大きなメリットです。

メリット2:最新の設備が取り付けられている

新築物件には、最新の設備が取り付けられています。

最新の設備とは、以下のようなものです。

  • 浴室乾燥機
  • お風呂の追い焚き機能
  • 床暖房
  • 温水洗浄便座

これらは高性能で使い勝手がよく、生活の満足度を上げてくれるでしょう。

最新の設備は省エネ設計になっていることが多いため、電気代の節約も期待できます。

メリット3:セキュリティ設備も充実している

セキュリティ設備が充実していることも、新築物件のメリットの一つです。

とくに女性の一人暮らしの場合、セキュリティ面を気にされる方は少なくありません。

以下のようなものは、住居侵入などの犯罪を防ぎ、プライバシーを守ってくれます。

  • オートロック
  • モニター付きインターホン
  • ディンプルキー
  • 鍵付きポスト
  • 防犯カメラ

また、セキュリティ設備を個人的に取り入れようとすると、高額な費用がかかります。

新たな設備の取り付けができない物件もあるため、入居時点でセキュリティ設備が充実していると安心です。

メリット4:流行の間取りで収納スペースも多い

新築物件は、流行の間取りを取り入れています。

近年は「家で快適に過ごせるような、ゆったりとした間取り」が注目されています。

テレワークなどの普及で、家にいる時間が長くなったことが要因の一つです。

また、新築物件のメリットとして、収納スペースが多いことも挙げられます。

ウォークインクローゼットなどの大きな収納があると、収納棚をたくさん購入する必要がないのが嬉しいポイントです。

メリット5:他の入居者とのコミュニケーションがしやすい

他の入居者とのコミュニケーションがしやすいこともメリットの一つです。

新築物件には新しい入居者しかいません。

同時期に入居を開始した親近感から、お互いに話かけやすい雰囲気が生まれます。

また、引越し作業のときに顔を合わせることで、その後のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。

トラブルを防ぐ!新築賃貸に入居する際の注意点

新築物件には、新築だからこそ注意すべきトラブルがあります。

ここでは、新築物件に入居する際の注意点を解説します。

新生活をよりよいものにするために、トラブルを未然に防ぎましょう。

十分な換気をしておく

新築物件には、シックハウス症候群のリスクがあります。そのため、入居を開始したら、窓を開けて十分な換気をしましょう。

シックハウス症候群とは、建材などから発生する化学物質により体調を崩すことです。

化学物質は、家具や壁紙に使用される塗料や接着剤に多く含まれています。

シックハウス症候群の症状は、頭痛や湿疹、目がチカチカするなど人それぞれです。

十分な換気をすることで、シックハウス症候群になるリスクを軽減できます。

とくに、入居後の1ヶ月間は、こまめに換気をおこないましょう。

入居時の清掃は怠らない

新築物件に限らずですが、入居時は全体の清掃をおこないましょう。

新築物件にはヒビや汚れがないため、築古物件に比べると虫の出現率は低くなります。

しかし、まったく虫が出ないわけではありません。

「新築だから虫は出ない」と決めつけず、清掃を怠らないことが大切です。

些細な傷や汚れに気を付ける

室内の些細な傷や汚れにも気を付けましょう。

新築物件は誰も住んだことがないため、傷や汚れがありません。
引越し作業などで壁や床を傷付ければ目立つため、退去時の修繕費用が高くなりがちです。

新築物件に付いた傷や汚れは、基本的には入居者の責任になります。

入居直後に身に覚えのない傷や汚れを発見した場合、すぐに管理会社に報告しましょう。

まとめ

建築1年未満で未入居の物件を、新築物件と呼びます。

新築物件と築浅物件との違いは「誰かが入居した履歴があるかどうか」です。

新築物件にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

どちらも理解したうえで、新築物件を検討することが大切です。

また、入居する際は、新築物件ならではのトラブルにも注意しましょう。

中山不動産では、新築物件のご紹介も可能です。

名古屋市近辺で賃貸物件をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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