賃貸アパートの人気設備ランキング!新しく導入する際の注意点も解説

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

「ニーズに合わせた設備投資をしたいけど、実際どんな設備が人気なんだろう」と思う人は多いのではないでしょうか。
新しい設備を適切に導入できれば、競合物件との差別化が可能です。
しかし、導入にあたっては注意すべきポイントもあります。

この記事では、全国賃貸住宅新聞社の「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングを参考に、ニーズの傾向や設備導入のポイントを解説します。

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【2022年最新】人気の賃貸設備ランキング

単身者 ファミリー層
1位 インターネット無料 1位 インターネット無料
2位 エントランスのオートロック 2位 追いだき機能
3位 高速インターネット 3位 エントランスのオートロック
4位 宅配ボックス 4位 高速インターネット
5位 浴室換気乾燥機 5位 システムキッチン
6位 独立洗面台 6位 宅配ボックス
7位 システムキッチン 7位 浴室換気乾燥機
7位 24時間利用可能ごみ置き場 7位 ガレージ
7位 防犯カメラ 9位 ホームセキュリティー
10位 追いだき機能 10位 24時間利用可能ごみ置き場

※順位の矢印は前回との比較結果です。

出典:「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキング|全国賃貸住宅新聞

インターネット無料

インターネット無料は、単身者・ファミリー層ともに7年連続1位です。
自宅にWi-Fi環境を整えたい人は増えており、毎月の固定費を削減できることからも人気を集めています。

また、インターネット設備が整っていれば、自分で機器を準備したり工事手配をしたりするなどの手間が不要です。
忙しい人や引越しの負担を減らしたい人にとっては魅力的な設備といえます。
人気が続いていることから、今後は必須の設備となる可能性があります。

エントランスのオートロック

単身者で2位、ファミリー層で3位と2021年に引き続き上位にランクインしています。
エントランスにオートロックがあれば、入居者や関係者以外は自由に出入りできません。
不審者や訪問営業などを玄関まで近づけずに済むため安心感が高まります。
在宅時間が増えたこともあり、単身者・ファミリーを問わず前年に引き続き人気です。

既存の物件でも比較的導入しやすい設備ですが、木造アパートでは構造上難しいケースや費用がかさむ場合もあります。
費用対効果がプラスになる見込みがあれば、導入を検討してもよいでしょう。

高速インターネット

2021年に初ランクインした高速インターネットは、単身者で3位、ファミリー層で4位で、どちらも前回より順位が上がっています。
リモートワークの機会が増えたことが理由の一つにあげられるでしょう。
通信速度が遅いと資料のやりとりに時間がかかる、オンライン会議で音声や映像が途切れるなどの原因になります。

そのほかオンライン飲み会や動画視聴など、自宅で大きなデータのやりとりをすることは珍しくありません。
なかには「上りで100MBPs以上ほしい」と具体的な数字を出す人もいるほどです。

追いだき機能

追いだき機能はファミリー層で2位、単身者では10位という結果でした。
家族で暮らしていれば、複数の人が時間差で入浴することになるため、ファミリー層から人気を集めています。
単身者で前回12位だったことを考慮すると、ファミリー層ほどではありませんが、一定数から根強い人気があるといえるでしょう。

賃貸のターゲットによって欲しい設備が違う

ランキング上位では単身者とファミリー層で共通する点がありました。
ここでは、ランキング全体を見てターゲットによるニーズの違いを解説します。

単身者は生活のしやすさを重視

ファミリー層に比べると、単身者向け物件では宅配ボックスや独立洗面台、24時間利用可能ごみ置き場が上位にランクインしています。
一人暮らしで忙しい人にとっては、時間を気にせず利用できる宅配ボックスやゴミ置き場は便利です。

また、ゆったり身支度ができる独立洗面台も人気を集めています。
一人暮らしだからこそ、自分だけの目線で生活のしやすさを意識していることが読み取れます。

ファミリー層は家族の安心・住みやすさを重視

コロナの影響により順位が入れ替わったものの、ファミリー層ではシステムキッチンやホームセキュリティーは前回に引き続き人気です。
システムキッチンはお手入れのしやすさや安全面が考慮された設計も多くあります。
毎日家族の料理を作る人や小さな子どもがいる家庭には重要なポイントです。

また、ホームセキュリティーでは住まいの安心感を向上できます。
窓や玄関に防犯センサーが設置されるなど、防犯カメラやオートロックなどでは手が届かないところまで安心をサポートしてくれます。

このように、ファミリー層では大切な人と安心して暮らしたいという思いが優先されるといえるでしょう。

賃貸物件で人気の設備を導入する際のポイント

人気設備だからという理由だけで導入を決めると失敗につながる恐れがあります。
ここでは、新しく設備を導入する際のポイントを解説します。

入居者のターゲットに合っているか確認する

単身者・ファミリー層での違いはもちろんのこと、学生・社会人・カップルなどターゲットの属性の違いも大切です。
単身者でも学生の場合は家賃を抑えたい人も多く、無理に設備を充実させて家賃が高くなると敬遠されてしまう可能性があります。

また、インターネット上で人気設備についてさまざまな調査結果が公開されています。
参考にする場合は調査の時期や誰を対象とした調査なのかを確認しましょう。
女性の単身者、子どものいない夫婦など、対象者を限定している場合もあります。

エリアのニーズを確認する

賃貸物件の検索サイトで、設備を指定して検索してみましょう。
たとえば、エリア内でオートロックを導入している物件が多ければ、その地域では標準設備になっている可能性があります。
ライバル物件と差別化するための設備も重要ですが、ふるい落とされないための設備を整えることも大切です。

家賃とのバランスを考えるためにも、エリアのニーズや周辺物件の設備状況をしっかり確認しましょう。

設備導入の目的を明確にする

設備投資の目的はおもに「家賃アップ」もしくは「空室率を抑えること」です。
家賃アップが目的の場合は、設備投資利回りを計算することで設備導入を判断しやすくなります。
室内・共用部を問わず、利回りが高くなるほうを選ぶのがよいでしょう。

一方、空室率を抑えることが目的の場合、判断基準となるような客観的な数字はありません。
入居を促すために人気の設備を導入しても、その結果家賃が高くなり、かえって空室につながる恐れもあります。
不動産会社や管理会社から情報収集しながら、少額の設備投資から始めることをおすすめします。

ライバル物件との差別化を意識する

ランキング上位の設備は、新築物件ではそろっているものも多いため、プラスアルファとなる設備に着目しましょう。
ランキング下位の設備も、エリア内の状況を確認したうえで導入すれば、差別化につながる可能性があります。

たとえば、防災の観点から家具を固定可能にしたり、収納スペースにゆとりを作ったりするなどの方法もあります。

導入する設備は入居者ニーズを意識して選ぼう

人気の最新設備を導入しても、周辺のライバル物件と比べて家賃が高くなれば空室リスクが高まります。
入居者の属性などによって設備のニーズが異なるため、所有物件の入居者ターゲットを明確にして、何が求められているのか事前に調査することが大切です。

また、ターゲットを問わず、バストイレ別・エアコンフローリングは必須条件で、なければ不利になる傾向にあります。
設備の最低ラインにも注意しましょう。

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まとめ

今回参考にした調査結果からは、在宅時間が増えたことにより、インターネット環境やセキュリティーを重視する人が増えていることがわかりました。
インターネット無料は7年連続1位を達成しており、今後は必須条件といえるかもしれません。

ただし、新しい設備を導入する際は、周辺の競合物件との比較や家賃の検討が欠かせません。
賃貸サイトで検索したり、不動産会社に話を聞いたりして、慎重に検討を進めましょう。

中山不動産ではセミナーや相談会など、アパート経営をはじめ設備投資に関する悩みや質問も受け付けています。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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