【必見】新卒の一人暮らしはきつい?初期費用の内訳や家賃の考え方を徹底解説

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

社会人になってから一人暮らしを始める人は少なくありません。
しかし、実際一人暮らしを始めるためにはいくらかかるのでしょうか。

今回は、新卒で一人暮らしを始める際にかかる初期費用や家賃の考え方について解説します。
「一人暮らしを始めたいけど、どのくらいお金を準備したら良いかわからない」「自分が借りられる家賃の目安が知りたい」といった疑問や不安を解消します。

新卒で一人暮らしはきつい?

新卒では、毎月もらえる給与が高くないことがほとんどです。
それでは、新卒で一人暮らしするのは難しいのでしょうか。

ここでは、データをもとに一人暮らしにかかる費用を紹介します。

収入と生活費のバランスによる

結論から言うと、新卒の給与でも問題なく一人暮らしが可能です。
ただし、もらえる給料と生活にかかる費用を比較し、お金を管理する必要があります。
たとえば、初任給の額に見合わない家賃の高すぎる部屋を契約すると、それだけ生活費を圧迫し、バランスのよい家計とは言えません。

初任給や一般的な生活費の目安データを参考に、自分の収入と生活費のバランスを考えた生活をしましょう。

新卒一年目の平均初任給はいくら?

お部屋探しをする際、自分が借りられる物件の家賃相場を知るために、給料額の把握が大切です。

厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」によると、最終学歴ごとの平均初任給は以下のようになっています。

学歴初任給の金額
大学院修士課程修了238,900円
大学卒210,200円
高専・短大卒183,900円
高校卒167,400円

この表からも分かるとおり、一般的には、学歴が高くなるほど初任給の金額が上がります。

ただし、注意しなければいけないのは、ここに挙げられた金額は額面(総支給額)だということです。
ここから社会保険料などが天引きされるため、実際に手元に残る手取り額は、総支給額の70〜80%程度と考えておきましよう。

新卒の家賃は手取りの4分の1に抑えるのが理想

お部屋を探すとき、家賃は手取り額の3分の1と一般的に言われていますが、気に入った物件の家賃が給与の3分の1をオーバーした場合はどうしたら良いのでしょうか。
「多少のオーバーなら大丈夫だろう」と安易な考えは要注意です。

家賃が給与の3分の1を超えると家計がかなり圧迫されます。
さらに、貯金に余裕がない新卒の場合、新生活の準備をするにあたって思わぬ出費が発生し、さらに生活が厳しくなることもあります。

このような事態を避けるためにも、新卒の家賃は余裕を持って手取りの4分の1に抑えるのが理想的でしょう。

新卒の一人暮らしでかかる初期費用はいくら?

実際に新卒の一人暮らしを始める際、物件の契約にかかる初期費用は、いくらなのでしょうか。
ここでは、賃貸契約を結ぶときにかかる初期費用の内訳と相場を紹介します。

初期費用の相場は家賃の4~5ヶ月分

賃貸物件を借りるときには、はじめに初期費用を支払う必要があります。
初期費用の詳しい内訳はこのあと説明しますが、相場としては、借りようとしている部屋の家賃4〜5ヶ月分と考えておきましょう。

さらに、初期費用だけでなくその後の生活にもお金がかかるため、余裕を持ってお金の準備をしておくと安心です。

【家賃6万円】初期費用の内訳と目安

では、具体的な初期費用の内訳を確認していきましょう。
家賃6万円のお部屋を借りると想定した際の初期費用の主な項目と費用の相場は、以下のとおりです。

内訳費用の相場
敷金0円〜12万円(家賃2か月分)
礼金0円〜12万円(家賃2か月分)
日割り家賃入居日から月末までの日数によって変わる
前家賃0円〜6万円
仲介手数料3万円〜6万円(税抜)
火災保険料1万円〜2万円
鍵交換料1万円〜2万円
合計5万円~40万円

これら以外にも、物件によってはお部屋のクリーニング費用や消毒費用などがかかることがあるため、契約前に初期費用の見積書を確認しましょう。

敷金・礼金なしの物件や一定期間家賃がかからないフリーレントの物件を選べば、一部項目の費用がかからなくなり、初期費用を抑えられます。
また、初期費用は家賃をもとに計算されるため、家賃の安い部屋を契約することで、初期費用も安くなります。

引越し代や生活用品の購入費用もかかる

一人暮らしを始めるために必要な費用は、賃貸契約の初期費用だけではありません。
引越し代や、新卒から初めて一人暮らしをする人は、冷蔵庫・洗濯機などの家電代、机やベッドなどの家具を購入する費用がかかります。

家具家電などは、リサイクルショップで買ったり、使わないものを実家から持ち出したりすることで、なるべく調達にお金をかけないことが大切です。

新卒で貯金なし!一人暮らしの初期費用は親が出す?

新卒で一人暮らしを始めたいけど、「貯金がほとんどない…」という人もいるでしょう。
初期費用は一度に多くの費用を支払わなければいけないため、両親に援助してもらう人も少なくありません。
また、家族に初期費用を借りて、あとから給料で少しずつ返していくという方法もあります。

お金に余裕がない人は、一度家族に相談してみるのも良いでしょう。

新卒一人暮らしにかかる生活費の目安

次に、一人暮らしにかかる生活費について解説します。
毎月の生活費は、個人のライフスタイルによって大きく変化します。

ここでのデータはあくまで一例として掲載していますので、参考までにご覧ください。

1ヶ月あたりの生活費の内訳と割合

手取り20万円の人の一人暮らしにかかる生活費をシミュレーションすると、下表のような内訳になります。

項目費用目安割合
家賃6万円25〜30%
食費4万円15〜20%
水道光熱費1万円5%
通信費(スマホ代)1万円5%
交際費3万円15%
日用品費5,000円2.5%
交通費5,000円2.5%
医療費5,000円2.5%
保険料1万円5%
雑費1万円5%
貯金1万5000円7.5〜10%
合計20万円

一人暮らしで最低限必要な費用は家賃、食費、水道光熱費などです。
通信費も現代人にとっては欠かせない項目の一つでしょう。

一方で、交際費や医療費、保険料などは、人によってかける金額が大きく変わります。
自分の状況を考えて、各項目の支出バランスを考えることが大切です。

家賃を抑えれば貯金も可能

先に示した表でも、毎月の生活費でもっとも割合が高いのは家賃だとわかります。
家賃を抑えることで、浮いたお金を貯金に回すこともできるでしょう。
食費や交際費などの費用は節約で抑えられますが、家賃は引越しをしない限り、途中で下げることはできません。

理想的な住まいを手にするには、多少の背伸びをしてしまいがちです。
その反面で、収入に見合わない家賃は自分の首を絞めることにもなります。
新卒の一人暮らしで余裕を持った生活をするには、家賃の安い物件を探すことが大切です。

新卒一人暮らしの費用に余裕を持たせる節約術

新卒の社会人でも一人暮らしは可能ですが、生活費がギリギリになることもあるでしょう。

ここでは、毎月の生活費に余裕を持たせるための節約術について紹介します。

家賃相場が安いエリアで物件を探す

駅から徒歩10分以上のエリアなど、家賃相場が低いエリアで物件を探しましょう。
不便に感じるかもしれませんが、自分の生活スタイルと比較して、妥協できるところはないかを考えることも家賃を抑えるには大切です。

また、物件を探すエリアが広がれば、それだけ自分に合ったお部屋を探しやすくなります。
自分に合う物件が見つからない人は、条件を緩めに設定してみてください。

可能なら繁忙期の引越しは避ける

春先は新年度からの生活に向けて、人の移動が多くなる時期です。
3~4月は引越し業者や不動産会社にとっての繁忙期となるため、どこの業者も引越し代が高くなったり、家賃の値下げ交渉が難しくなったりする傾向があります。

繁忙期を避けることで、引越し費用や初期費用を安く抑えられる可能性が高いです。
急いで引越す必要がない場合は、繁忙期を避けて物件探しすることをおすすめします。

安い食材で自炊する

毎日外食をしていると、どうしても生活費が多くかかってしまいます。
そのため、できるだけ自炊をすることで、毎日の食費を抑えるよう心がけましょう。

特に、もやしやひき肉など安い食材を使って自炊することで、1ヶ月あたりの食費を大幅に節約できます。
仕事帰りに食材を調達できるよう、夜遅くまで営業しているスーパーが近くにある物件を選ぶのがおすすめです。

固定費を抑える

家賃以外の固定費も工夫次第で抑えられます。
たとえば、スマホを大手キャリアで契約している人は、格安プランや格安SIMへの乗り換えを検討してみると良いでしょう。
また、電力会社やガス会社を比較して安いプランを選ぶことで、固定費の節約につながります。

都市ガスの物件は、プロパンガスの物件に比べて1ヶ月のガス代が安いです。
そのため、お部屋探しの条件のなかに「都市ガスの物件であること」を含めても良いでしょう。

まとめ

新卒の給与でも一人暮らしは可能です。
しかし、収入と生活費のバランスを考え、節約できるところは工夫することが必要です。

さらに、敷金・礼金なしの物件やフリーレントの物件を契約することで、賃貸契約の初期費用を抑えることも重要です。

中山不動産では、敷金・礼金なしの物件やフリーレントの物件も多く扱っています。
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