【保存版】賃貸不動産の閑散期はいつ?梅雨の時期や夏場は家賃が安くなるって本当?

こんにちは。
中山不動産株式会社です。

賃貸不動産を探すとき、多くの人はできるだけ安い家賃で借りたいと思われるでしょう。
「閑散期ってあるの?」「梅雨の時期はお得なの?」という疑問を感じるかもしれません。
もちろんデメリットもありますが、閑散期ならではのメリットもあります。

そこで今回は、閑散期の時期やメリット・デメリット、閑散期に部屋探しをするコツを紹介します。
閑散期をうまく利用すればお得に部屋探しが可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸不動産の閑散期はいつ?

不動産の業界にも「繁忙期」と「閑散期」が存在し、どちらも季節や社会の動きに連動します。
また、「閑散期」というと人気のない時期だと思われがちですが、その特徴を知ることでうまく活用できます。
ここでは、賃貸不動産の閑散期にある特徴や、引越しとの関連について解説します。

6月から8月にかけて賃貸不動産の閑散期

1月~3月にかけては入学や入社、転勤などで引越しが増えるため、この時期が繁忙期と認識している人もいるでしょう。
次の4月〜5月もぎりぎりに不動産を探している方が多く、まだ忙しさが残っています。
そのため、6月までに引越しを終えている方が多く、6月以降は閑散期となります。

また、転勤の辞令が出されることの多い9月や10月も繁忙期です。

6月から8月は2度にわたる繁忙期の谷間の時期となっています。
そのため、不動産会社が入居者を見つけにくい時期でもあります。


後で詳しく紹介しますが、この閑散期をうまく利用した賃貸住宅探しも可能です。

賃貸不動産の閑散期=引越しの閑散期

6月から8月にかけて不動産業界が閑散期であることは、つまり引越し業界も閑散期になります。
時期的にも湿度の高い梅雨時期に入るので「引越しの日に雨が降る」「猛暑日で引越し作業がつらい」など、引越しに適していない時期でもあり、避ける人も少なくありません。

このように、社会の動き以外の季節的な要因も閑散期になる原因です。
しかし、閑散期に引越しするメリットも存在するので、次の項目でお伝えします。

賃貸不動産の閑散期に部屋探しをする4つのメリット

ここまでの情報だと「閑散期は避けたほうが良いのでは」と感じかもしれません。

しかし、閑散期には多くのメリットもあります。
もし、梅雨や夏の暑さをあまり気にしないという方であれば、あえて閑散期を狙って不動産会社に足を運ぶことをおすすめします。

ゆっくり部屋探しが行える

繁忙期に考えられるデメリットは「希望の部屋が見つかったけど検討している間に契約された」など、競争率が高く、ゆっくり部屋探しができないことです。

理想の部屋が見つかっても契約できなければ、部屋探しのモチベーションにも悪い影響が出るでしょう。

一方で、閑散期は競争率が少ないので、気になる部屋を複数内見してじっくりと吟味できます。

あまり焦って契約すると、細かい部分で後悔することもあるため「休日にゆっくりと部屋探しをしたい」「時間をかけて納得できる部屋を一緒に見つけたい」という方にはおすすめの時期です。

家賃交渉がしやすくなる

閑散期には繁忙期に決まらなかった部屋が余っており「空室リスクを避けたい」が本音でしょう。

しかし、部屋探しをしている人自体が少ないので難しいことがほとんどです。

そのため、「安くしてでも入居して欲しい」という理由で家賃の値引き交渉がしやすくなります。

他にも、礼金や仲介手数料の交渉も可能な場合があるので相談してみましょう。

交渉する際は「この金額なら契約します」というように、はっきりとした条件を提示すると不動産会社も応じやすいです。

引越し料金が安く抑えられる

閑散期に部屋探しをすると家賃だけでなく、引越し費用も安く抑えれるでしょう。

引越し業者は、家賃のように継続して収入が入らないので、スケジュールを埋める必要があります。

しかし、梅雨や夏の暑い時期に引越しする人が少なく集客が難しくなっています。

それを解消するために、多くの引越し業者では閑散期のタイミングで料金を割安にしたり、キャンペーンを実施したりするなどをおこなっています。
繁忙期よりも2万円〜3万円ほど割安になる可能性があり、大幅に引越し費用を抑えられます。

丁寧な接客が期待できる

繁忙期など忙しいと、接客態度や内容が雑になる不動産会社もあります。

閑散期はスタッフにも余裕があり丁寧に接客してくれるため、落ち着いて部屋探しができるでしょう。

また、繁忙期ではスタッフも忙しく、良い部屋を紹介できないデメリットも。。

その一方で、閑散期は希望に合う部屋をしっかり探してくれるので、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

このように、しっかりとコミュニケーションを取りながら部屋探しをできるのが、閑散期のメリットです。

賃貸不動産の閑散期に部屋探しをする2つのデメリット

閑散期には、繁忙期にはないメリットも数多く挙げられます。
しかし、閑散期ならではのデメリットも存在するため注意が必要です。
メリット・デメリット両方をしっかりと把握しておくことで、自分に適した部屋探しができるので、ぜひ参考にしてみてください。

閑散期は物件数が少ない

閑散期は繁忙期のように入社や転勤といったイベントが少なく、退去する人も比較的少ないです。
そのため、物件数も少なく希望の部屋が見つからないこともあるでしょう。
しかし、競争率が低くゆっくりと部屋探しができるため、焦らず慎重に探していくことが大切です。

また、希望の物件が見つからない場合は「インターネットサイトを利用する」「複数の不動産会社を回ってみる」など対策すれば、掘り出し物が見つかるかもしれません。

引越しの季節には向かない

閑散期の6月〜8月は引越しには向いていません。
6月は気温はそれほど高くないですが、梅雨のため雨が降り湿度も高くなります。
また、7月〜8月は気温が上昇し日中の引越しは日射病などの危険性があるので、注意が必要です。

このように、通常より体力を奪われるので避けたい時期ではあります。
もし、閑散期に引越しをする場合は、雨に濡れないような対策や、できるだけ体を冷やして水分をとれる状態にしておきましょう。

賃貸不動産の閑散期に効率良く部屋探しをするコツ

不動産を閑散期に探すデメリットをお伝えしましたが、実は閑散期に効率よく探すコツがあります。
ご紹介してきた閑散期の特徴を考慮して部屋探しをすると、希望の部屋を上手に見つけることも可能です。
ここからは、閑散期に効率の良い部屋探しをするコツをお伝えします。

気になる物件はすぐに内見する

繁忙期は競争率が高いので早く選ぶ必要がある、とお伝えしましたが、閑散期にも同じことがいえます。
それは「優良物件が少ないので結果的に競争率が上がってしまう」からです。
このように、繁忙期と理由は違いますが、スピード勝負であることは変わりません。

そのため、気になる物件はすぐに内見を申し込むと良いでしょう。
特に「駅から徒歩5分以内」「築10年以内」といった物件は人気があるのですぐに埋まるかもしれません。
このような人気物件を探している場合は、早く内見をしましょう。

また、梅雨時期に内見するときは、湿気で壁紙に影響が出ていないかを見ておくと安心です。

部屋の空室情報はすぐにわかるようにする

部屋探しをするとき、SUUMOやHOMESなどの賃貸情報サイトを利用する方も多いでしょう。
しかし、このようなサイトは情報が反映するまでにタイムラグがあり、直接不動産会社に行って探している方や、問い合わせている方に遅れをとってしまいます。

できるだけ空室情報を早く知るためには、自分でも調べながら不動産屋に希望の条件を伝えて、空室が出たらすぐに連絡をもらえるよう依頼しておくと良いでしょう。
なぜ不動産会社に依頼するほうが良いかというと、業者専用の「リアプロ」「ATBB」「レインズ」などのデータベースを使えるからです。
このように、うまく不動産会社を使って、最新情報を得る環境を作るのが早く空室を見つけるコツです。

まとめ

今回は、賃貸不動産の閑散期についてお伝えしました。
閑散期ならではのメリット・デメリット、部屋探しのコツを理解しておくことで、閑散期でも希望の部屋をお得に見つけることができます。
閑散期での引越しをお考えの方は、ぜひ今回の情報を参考にして、閑散期の特徴を利用したお得な部屋探しをしてください。

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